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   <title>うつ病の原因と症状・診断チェック</title>
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   <title>うつ病の種類</title>
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      ひとくちに「うつ病」といっても、さまざまな形態があります。

１．躁うつ病
２．単極型うつ病
３．双極型躁うつ病
４．初老期うつ病
５．仮面うつ病

●躁うつ病（そううつびょう）
悲哀感を主とした「うつ状態」と、爽快感を特徴とする「躁状態(そうじょうたい)」があらわれる感情の障害を「躁うつ病」といいます。

遺伝的、性格的要因が大きいとされていますが、病状が落ち着くと、正常な人格に戻るのが普通です。

●単極型うつ病
うつ状態だけが周期的に繰り返される症状を「単極型うつ病」といいます。

躁うつ病のうちの約7割以上を占めるとされます。

先進国、特に経済水準が高い社会層に多いことが特徴です。時代が変化するにしたがって、患者数が増加する傾向があります。

日本人が特にチェックする必要がある型といえるかもしれません。

●双極型躁うつ病
うつ病相と躁病相を交互に繰り返す型のうつ病です。

単極型うつ病と比較して初発年齢が低いのが特徴で、遺伝的な因子の関係が深いといわれます。

●初老期うつ病
40歳代～50歳代の初老期に初めてうつ病の症状が現れるものをいいます。

うつ病だけが現れるので、「単極型うつ病」に分類されます。

加齢による身体的な衰えや社会的な変化などが引き金となるとされます。

●仮面うつ病
うつ状態であることを本人も医師も見逃しがちです。というのも、患者さんが主に身体症状を強く訴えるからです。ストレス社会における現代病のひとつとされます。発病は、生活環境の変化が引き金となることが多いです。
      
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   <title>躁状態の症状</title>
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   <published>2009-05-21T17:48:14Z</published>
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      躁うつ病では、躁状態またはうつ状態が、正常な状態である中間期をはさんで周期的に繰り返されます。

気分が落ち込み、思考力が低下、活動意欲も低下、さらに身体的にも不眠や肩こりといった自律神経系の障害を訴えることが多い「うつ病相」（うつ状態の期間）に対し、躁病相（躁状態の期間）になると、次のような症状が顕著になります。

みなさん自身、あるいはみなさんの大切な人について、該当する症状はないかチェックしてみてください。

躁病相の症状：爽快感に基づき気分が高揚し、行動が活発化します。表情もいきいきとして、あらゆることに対して自信と希望に満ちてきます。

新しいアイデアが次々と浮かんでくるのですが、誇大妄想的になり、アイデアが空回りしているようにみえます。

躁状にある時には、活動力が活発になり常に何かをしていないと気が済まず、じっとしていられません。

そのため睡眠時間は減少するのですが、うつ状態のときにはそれを「不眠」として訴えるのに対し、躁状態にあるときは、本人はあまり気にしていません。食欲や性欲も高まります。

躁うつ病の場合、「躁病相」と「うつ病相」という2つの典型的な症状が交互に繰り返されるのが一般ですが、うつ状態と躁状態が部分的に混合した症状が現れることもあります。

躁うつ病では、躁状態にせようつ状態にせよ、これといった決め手となる、診断の根拠となる身体的な症状がないことから、診断は、精神症状あるいは経過から判断することになります。
      
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   <title>精神療法</title>
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      精神病（神経症も含めて）の治療には、抗うつ薬や抗不安薬といった薬による薬物療法以外に、催眠カタルシスや自由連想法、精神分析療法、といった精神療法による治療が行われることがあります。

さまざまな精神療法
●催眠カタルシス
精神療法のひとつで、睡眠による暗示によって神経症の改善を図るものです。睡眠療法とも呼ばれます。過去の体験が原因となっている、葛藤や感情を表に出すことによって、こころの緊張を解くものです。

●精神分析療法
治療をする人との信頼関係を通して、こころの底にある無意識の葛藤など、問題をチェックし、浮かび上がらせることで、不安やコンプレックスなどの障害を取り除こうとする精神療法です。
フロイトによってはじめられた治療方法です。現在、最も多く用いられているものの一つです。

●自由連想法
精神分析療法のひとつとして、フロイトが編み出した治療法です。
こころに浮かぶことを何一つ省くことなく、そのままの順序で報告することによって、本人が気づいていない無意識下でのこころの動きを探ろうとするものです。

たとえば、神経症のひとつに、ヒステリーがあります。他人の目にふれるところで起こるのが特徴で、突然倒れたり、健忘を起こします。これには発病することで自分の社会的な立場を有利にしたいという願望があるといわれます。ヒステリーは、かつては女性特有の神経症のひとつとされていましたが、現在では男性にもみられます。ヒステリーの場合、催眠カタルシスで感情の発散をはかる暗示療法や、自由連想法による精神分析法が用いられることがあります。
      
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   <title>初老期うつ病の要因と症状</title>
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      20歳代に発病のピークを迎える躁うつ病ですが、40歳代～50歳代にもかなりの人が、特にうつ状態だけの「単極型うつ病」を多く発病しています。
その引き金となる主なものに、「身体的要因」があります。身体の老化、体力の低下、その他、高血圧や脳血管障害、白内障、パーキンソン病といった慢性的な難治疾患です。

またもう一つの大きな要因が、社会状況的要因です。退職、引退、子どもの就職や結婚による「役割の喪失」、配偶者との死別、経済的・社会的地位の低下、などです。
そして身体的要因と社会状況的要因が基盤となっていることもあるのですが、「心理的要因」もあります。生きがいを失ってしまった、孤独、不安、目標の喪失、です。
しかし、加齢による身体的な衰えは、誰にでも訪れるものであり、それだけがうつ病の原因とはなりません。
初老期うつ病になる人に特徴的な要因としてもうひとつチェックしておきたいのは、性格です。執着気質（しゅちゃくきしつ）という性格的な特徴です。
何事も完璧でなくてはならない（完璧主義）、凝り性、きちょうめん、強い責任感をもつ人たちの性格です。このような性格をもつ人は、肉体的、環境的な変化をうまく受け入れることができず、順応できないままに、かつての生活を維持しようとし、でもうまくいかず、それで気分が落ち込んでしまうのです。

初老期うつ病の特徴的な症状としては、不安感や焦燥感の強さがあります。絶望にとらわれ、被害妄想的になります。身体的な変化が現れる時期と重なることもあり、身体へ関心が向くことから身体的不調を強く訴える傾向もあります。
      
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   <title>老年と更年期のうつ病</title>
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      躁うつ病の年代別のピークは、20歳代です。そして30歳代がこれに続きます。その一方で、40歳代~50歳代にも多くなります。ただし20歳代は、双極性躁うつ病（うつ病相と躁病相が交互に現れるタイプの躁うつ病）が多いのに対し、40歳代~50歳代は、うつ状態だけが現れる単極性うつ病が多いのが特徴です。
この年代の躁うつ病を、「初老期うつ病」と特別に呼びます。初老期うつ病以外にも、年代に特徴的な躁うつ病があります。

たとえば、初老期よりももっと年代が進んだ、「老年期」のものもあります。65歳以上の人の場合です。老年期に入ってくると、うつ状態になることが少なくありません。65歳以上の老人では、約3パーセントにみられるということから、決して少ない数字ではありません。
原因は、内因性うつ病、抑うつ神経症などの心理的要因からくるものがあります。一方、脳血管性痴呆や、老年痴呆など、脳の器質的疾患からくるものもあります。原因はさまざまなので、その疾患をとにかく早く突き止めることが大切です。それによって治療法も変わってくるからです。

また、女性の場合は、「更年期うつ病」もあります。月経閉止期だけにうつ病相があらわれるものです。女性の性機能に関係したホルモンの変化が発病の原因になっていると推定されます。
身体的な不調（いわゆる「更年期障害」）が、影響していることもあります。身体的な症状のチェックも大切です。
女性ホルモンの変化による症状としては、出産後のうつ病もあります。
      
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   <title>仮面うつ病</title>
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      身体症状、たとえば、頭痛や背中の痛み、不眠、めまい、など、を主に訴えることから、それがうつ状態の症状であることが見落とされがちになることがあります。それを「仮面うつ病」といいます。現代病のひとつとされ、ストレスが影響していることが多いです。
仮面うつ病の場合、患者さんはいろいろな医師、各科を訪れるものの、その原因がはっきりせず、つらい思いをますます募らせることになります。ところが「うつ病」であることがわかり、うつ病の治療を始めたとたん、これらの身体的症状も回復することがあります。このように身体症状が全面に出るうつ病もあるということを心得ておくとよいかと思います。身体症状でその原因がはっきりしないときには、うつ病もその可能性としてチェックしましょう。
仮面うつ病は、年代における特徴はなく、思春期から老年期まで各世代にわたります。引き金は、生活環境の変化です。
また、「病前性格(びょうぜんせいかく)」が、病気を引き起こす原因として特徴的に認められることがあります。
一般に頑張り屋さんで、仕事熱心な方がなりやすいようです。人からの頼みごとや命令を断れず、仕事の責任を果たそうとしてストレスがたまりやすいのです。
仮面うつ病の治療は、うつ病に準じます。ただ、身体的症状が、本当にうつ病によるものなのかをチェックするために正確な診断を受けることが非常に重要です。たとえば、不眠の場合、通常の睡眠薬ではうつ病による不眠には無効なことが多いのです。抗うつ薬が利くことが多いのです。
      
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   <title>病前性格と体型</title>
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      躁うつ病の原因としてチェックすべきものはたくさんあります。環境的な要因も多く作用しますが、遺伝的要因も関与することが指摘されます。また、体型や性格との関係を示唆する研究もあります。
たとえば、双極型躁うつ病（うつ状態と躁状態が交互に現れるタイプの躁うつ病）になりやすいのは肥満型で、情け深く、社交的な性格、行動は活発、しかしときに落ち込むこともある、これを「循環気質(じゅんかんきしつ)」といいます。
一方、単極型うつ病（うつ状態だけが現れるタイプ）になりやすいのは、きちょうめんで、仕事熱心、こり性、これを「執着気質(しゅうちゃくきしつ)」といいます。また、自分に厳しい人、これを「メランコリー性格」といいます。

体型による分類は、「クレッチマーの体型分類」が有名です。
クレッチマーは、体型を①肥満型、②やせ型、③闘士型、④発育異常　の4つに分けました。そして体型と気質、精神疾患の関連性を指摘したのです。

性格というとき、それは「病前性格」のことです。統合失調症（かつて、精神分裂病と呼ばれていたもの）や、躁うつ病の人の発病前の性格には、多少、その精神障害の特徴と共通点がみられるのです。これを「分裂気質」「循環気質」「執着気質」などと呼びます。
たとえば、現代病のひとつとされ、ストレスが大きく絡んでいるうつ病に「仮面うつ病」があります。身体症状（頭痛や背中の痛み、など）を前面に出すけれども、その原因はうつ病にあった、というものです。このタイプのうつ病にかかり易い「病前性格」は、頑張り屋さんで責任感が強いタイプといわれます。
      
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   <title>タイプ別治療法</title>
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      躁うつ病は、単極型うつ病の場合と、双極型躁うつ病の場合では多少、治療法が異なります。タイプにあった治療方法を選択する必要があります。
●単極型うつ病の場合の治療法
以前は、うつ病に対する治療というと、電気ショックが用いられていた時代もありましたが、最近ではほとんど行われなくなりました。現在では、抗うつ薬による薬物療法が主体となります。
特に用いられるのが、三環系抗うつ薬(さんかんけいこううつやく)のイミブラミン、アミトリピチリン、ノルトリプチリンです。また各症状によってその他の薬を併用します。たとえば、不安焦燥が強い場合は、抗不安薬が併用されることがあります。

また、電気ショック療法も、抗うつ薬の効き目がはかばかしくない場合や、自殺の恐れがある場合に行われることがあります。

●双極型躁うつ病の治療
うつ病期と躁病期で、治療法が異なります。
うつ病期には、抗うつ薬を主とした治療法を用います。一方、躁病期の治療には、精神の鎮静化を図るために「向精神薬(こうせいしんやく)」（フェノチアジン系薬剤、ブチロフェノン系薬剤）を用います。
躁状態を抑える（抗躁効果(こうそうこうか)）効果があるいわれる炭酸リチウムを用います。かなり有効な効果があると思われます。また再発予防効果もあるとして注目されています。
ただし、炭酸リチウムには、副作用があることをチェックしておくべきです。腎機能障害や心循環障害のある人に対しては使用できません。
      
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   <title>イミプラミン</title>
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      うつ病の治療方法として、主となるのは「抗うつ薬による薬物療法」です。単極型うつ病では、主に、三環系抗うつ薬(さんかんけいこううつやく)（イミブラミン、アミトリピチリン、ノルトリプチリン）が用いられます。

薬は「一般名」と「商品名」をチェックしておきましょう。たとえば、うつ病の治療薬として用いられるイミブラミンというのは、「一般名」です。商品名は、「イミドール」「クリテミン」「トフラニール」と呼ばれています。医師から処方される薬については必ず医師または薬剤師にきちんとした説明を受けることが大切です。また、ご自身でも手軽に調べられるハンドブックがあるといいですね。たとえば、『こころの治療薬　ハンドブック』星和書店は、薬理説明や処方の実際の他、ワンポイントアドバイス、留意点が詳しくお勧めです。
代表的な抗うつ薬のひとつ、イミブラミンについて『こころの治療薬　ハンドブック』星和書店では次のように説明しています。

イミブラミンは、「三環系抗うつ薬の代表薬であり、中枢神経系においてノルアドレナリンやセロトニンなどのモノアミンの再取り込み阻害作用を有する。その結果、シナプス間のモノアミン量は増加し、ジョイス所に後シナプスにおけるモノアミン受容体の感受性が正常化し、抗うつ作用が発現するという機序が考えられている。」

用量の例として、うつ病の初期投与量としてトフラニール（イミプラミンの商標名の一つ）の場合（25mg）、３錠／分３　毎食後に服用します。以降、臨床症状および副作用に応じて投与量の調整を行います。参考：『こころの治療薬　ハンドブック』星和書店
      
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   <title>イミプラミンの服用の注意点</title>
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      うつ病、特に単極型うつ病に用いられる薬物療法は、抗うつ薬によるものが主です。なかでも、三環系抗うつ薬(さんかんけいこううつやく)（イミブラミン、アミトリピチリン、ノルトリプチリン）が、その代表薬となります。
イミプラミン（商標名「イミドール」「クリテミン」「トフラニール」）は、うつ病に対する効果が期待される反面、その効果故の副作用もあります。たとえば、起立性低血圧もその一つです。また、この薬は、抗うつ作用が目に見えて現れるまでに少なくとも２週間程度の期間を要することが多いといわれます。したがって、なかなか効果が現れないから、と早々に増量するのは慎むべきです。また、「投与期間中には視調節障害、鼻開、口渇、便秘、排尿障害など」の副作用が高頻度にみられます(参考：『こころの治療薬　ハンドブック』星和書店)。
したがって、投与にあたっては、適量の調節や対処療法が必要となることがあります。服用に際しては、注意点などをチェックしておくべきです。

『こころの治療薬　ハンドブック』星和書店では、イミプラミンの服用のしかたと留意点について次のように述べています：
「うつ病の治療において、薬物療法は重要な要素である。抗うつ薬投与初期は、睡眠障害、食欲不振などのため身体的にも衰弱しており、はじめて服用する抗うつ薬に対して一過性に眠気・倦怠などの副作用が強調されて出現しやすいが、その後は初期投与量で十分維持できることが多い。また、ほかの向精神薬と比較して効果の出現が遅いため、急速に改善していく実感をもちづらい薬剤であるが、あせらず規則的な服薬を心がけながら効果発現を待つことが肝要である。」
      
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   <title>アミトリプチリン</title>
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      「抗うつ薬のなかでも比較的鎮静効果に優れており、うつ病のなかでも睡眠障害や焦燥感の強い症例に適している」と言われるのが、「アミトリプチリン（一般名）」（商標名は「トリプタノール」「ミケトリン」「ラントロン」）です。この薬も、同じく抗うつ薬の代表とされるイミプラミン同様、抗うつ作用が現れるまでに、少なくとも２週間は必要となることが多いことをチェックしておくべきです。したがってその間は、拙速な増量は慎むべきです。
アミトリプチリンの処方および服用の留意点として、『こころの治療薬　ハンドブック』星和書店は次のように述べています。
●服用のしかたと留意点
「抗うつ効果の発現は決して迅速ではないが、根気よく服薬を行うことが重要である。抗コリン性の副作用に関しては、便秘および残尿感などの症状を軽視せず、早い段階で医師に相談し、重篤な抗コリン性副作用への発展を防ぐべきである。」

●処方の際の留意点
「(アミトリプチリンは)　抗うつ薬のなかでもムスカリン受容体遮断作用が強いため、抗コリン性副作用が発現しやすい。うつ病者においては、もともと身体的に自律神経機能が低下している場合が多く、本剤の投与により麻痺性イレウスや尿閉といった重篤な事態を招来しないよう、副作用監視を注意深く行うべきである。眼圧上昇を悪化させるため、緑内障には禁忌であり、脳器質性精神障害の準備性の高い高齢者の治療においては、せん妄、幻覚などの中枢性の抗コリン性副作用にも十分留意されたい。」
      
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   <title>季節性感情障害</title>
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      うつ病のなかには、季節によって症状が出たり、または重くなったりするものがあります。秋から冬にかけてうつ状態になり、春から夏にかけて軽快または回復するという、季節的な周期がみられるものもあります。
このタイプのものを「季節性感情障害」といいます。

季節性感情障害の特徴
この障害の特徴として、家族に感情障害がみられる確率が高いということがあります。また興味深いのは、緯度との関係です。北にいくほど発症率が高いのです。
また、随伴症状として、過眠、過食、体重増加などがあげられます。

季節性感情障害の治療
治療には、「高照度光照射療法」が有効とされます。２５００～３０００ルクスの強いライトを朝晩３時間ほど、じっと見つめるというものです。
このことから逆に、発症には太陽光の明暗の差がつくだす生体リズムの異常が関係しているのではないか、と推定されています。
「生体リズム」というのは、たとえば昼間には活発に活動し、夜の間は休息、睡眠をとるというリズムです。
人間には、睡眠、食欲、便通、生理、体温、呼吸、脈拍など、生まれながらのリズムがあります。しかし現代生活のなかでは、このような生来のリズムを保って生活することが困難な場合が少なくありません。生活のリズムが崩れ、身体的・精神的なバランスが崩れることで、こころの病を引き起こす場合が多いのです。生活をチェックすることも、こころの不調・・・うつ病もちろん含まれます・・・の、ひとつの大きな改善の道になるかもしれません。
      
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   <title>さまざまな心の病</title>
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      こころの病には、躁うつ病以外にも実にさまざまなものがあります。その代表格が「神経症(しんけいしょう)」，ノイローゼです。
神経症というのは、何らかの身体的な病気（脳の障害など）の原因がみあたらないにもかかわらず、心身の機能障害を起こす状態です。
心因性精神障害ということになります。　どのようなものがあるのか、チェックしてみます。

神経症は、その症状から次のような幾つかに分類されます。WHO(世界保健機関)では、症状から10に分類しています：①不安神経症、②ヒステリー　③恐怖症、④強迫神経症、⑤抑うつ神経症、⑥神経衰弱、⑦離人神経症、⑧心気神経症、⑨そのほかの特異な神経症、⑩非特異型神経症、です。
特にそのうち代表的な8つについて以下にその特徴を記述します：

●不安神経症・・・漠然とした不安から死への恐怖や苦しみが起こり、激しい動悸や息苦しさに襲われます。
●ヒステリー・・・こころのゆがみや葛藤が、人前で突然、身体症状や神経症状としてあらわれます。
●強迫神経症・・ある考えや不安が、ひとりでにおこってきて、抑えきれない症状をいいます。
●抑うつ神経症・・・悲哀、不安、焦燥感などの症状を伴い、慢性のうつ状態が続きます。
●離人神経症・・・自分の人格の変化を感じたり、すべてに非現実感をもったりする自己喪失症状があります。
●恐怖症・・・他人や、高いところ、広いところ、閉めきったところ、乗り物などに強い恐怖感をもちます。
      
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   <title>不安神経症</title>
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   <published>2009-05-21T14:47:48Z</published>
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      精神医学では、さまざまな心の病気を、内因性のもの（躁うつ病や統合失調症（かつての精神分裂病）以外に、心因性、外因性の疾患に分類しています。
精神医学でいうところの「心因性の精神障害」，つまり、何らかの身体的病気、たとえば脳の障害などの原因がみあたらないにもかかわらず、心身の機能に障害が生じるものには、不安神経症、ヒステリー、強迫神経症、抑うつ神経症、離人神経症、恐怖症、などがあります。これらを「神経症（ノイローゼ）」と呼びます。

●不安神経症（ふあんしんけいしょう）
不安神経症は、漠然とした不安から死への恐怖や苦しみが起こり、激しい動悸や息苦しさに襲われるものです。これといった身体的な異常はみあたらず、不安感だけが強調されるのが特徴です。不安神経症は、神経症のなかでも最も多くみられるもので、軽症度のものまで含めると、全人口の2~5パーセントの割合で発病するといわれます。発症のピークは、20代から30代です。

発作の原因ははっきりとしていませんが、性格的には、まじめで、素直、温和な人、非攻撃的で、病気や死、危険などに対して敏感な人がかかりやすいといわれています。また、何らかの慢性的なストレスが続いていて、そこに何らかの出来事がきっかけとなって不安神経症を発病するケースが多いでようです。

治療は、精神療法によってストレスや苦悩の原因をチェックし、見つけ出すとともに、不安感を取り除くために、精神安定薬や抗うつ薬、抗不安薬などの使用が効果的なこともあります。
      
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   <title>器質性精神障害</title>
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      躁うつ病や統合失調症（かつては、精神分裂病と呼ばれていた疾患）は、はっきりとした原因がわからず、精神医学の世界では、内因性の疾患として分類されます。それに対してもう少し症状が軽く、心理的な要因（環境が重視されます）による心の不調を、心因性疾患（神経症（ノイローゼ））と言います。
さらにもうひとつ、頭部外傷後遺症や脳炎後遺症といった、脳の物理的・化学的な外傷が加わったことで起こる病気を「外因性疾患」といいます。
このなかには、アルコールや睡眠薬などの薬物中毒や、内分泌障害などによる精神障害も含まれます。

●器質性精神障害
脳血管障害など、脳の器質的疾患や頭部外傷が原因で起こる、うつ状態や、せん妄、幻覚・妄想、興奮、ちほうなどの精神状態を「器質性精神障害」と呼びます。

脳に外傷を負うと、脳震盪（のうしんとう）による意識障害がみられることがしばしばあります。この状態が長くなると、回復したあとも、めまいや頭痛、うつ状態などの自覚障害が継続することがあります。

器質性精神障害の治療は、症状によって薬物療法（抗精神病薬、抗うつ薬、睡眠薬、など）が用いられます。最近は、脳代謝改善薬や、神経伝達改善薬、さらに漢方薬を用いることもあり、効果が認められつつあります。
ただし、アルツハイマー型ちほうや脳血管障害型のちほうの場合、進行を食い止めるのが困難になります。早めの診断、治療の開始が必要です。
      
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   <title>抑うつ神経症</title>
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      躁うつ病は、内因性の精神障害の代表であるのに対し、それよりも症状が軽く、環境の変化や性格に強く影響されるうつ状態を「抑うつ神経症」といいます。心因性の神経症（ノイローゼ）の一種です。うつ病とは異なり、多くの場合、誘因がはっきりしています。
仕事の失敗や夫婦関係のあつれき、あるいは経済的問題など、環境的な要因が発病に大きく関係しています。ただし、環境だけですべてが説明されるわけではなく、性格的な要因も大きいとされます。
他人に依存的で、現実認識が甘い人、ささいなことで失敗を恐れ、ちょっとした失敗で自分はもうだめだ、と決めつけてしまうタイプに人がかかりやすいと言われます。
うつ病と比べて症状は軽く、悲哀、不安、焦燥感などの症状が慢性的に続くうつ状態をいいます。
うつ病と違い、強度の睡眠障害や、日内変動（朝方に症状が重く出て、夕方から夜にかけて軽くなるという症状の変動）は、ほとんどみられません。
また、自殺願望もうつ病と比較すると少ない、あるいは軽症です。

治療には、なぜうつ状態になったのか、その構成要因の分析から入ります。そのうえで大まかな治療プランを立てて行きます。精神療法が用いられることもあります。抗不安薬や、少量の抗うつ薬が併用されることもありますが、それによってうつ状態は一時的に回復しても、発病の根本的な理由をチェックし、それに対処しないことには根本的な地改善は望めません。
本人の生活環境の調査、調整は不可欠です。
      
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   <title>社会復帰</title>
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      精神障害を発病し、精神病院への入院によってある程度回復したら、次に問題となるのが、社会復帰です。生活療法などで社会復帰に備えていたとはいえ、入院や治療などで長い間社会生活から離れていると、社会の生活へすぐに戻るのは難しくなります。
そのため、そのクッションとして機能するのがさまざまな「中間施設」です。どのようなものがあるかチェックし、社会復帰を目指すことが大切です。

中間施設には、次のものがあります（参考：厚生省　厚生白書）：
●医療施設・ショートステイ施設・・・在宅での処遇が一時的に困難な人を対象。その後、デイ・ケア、ナイト・ケアへと進む。
●精神科デイ・ケア施設・・・昼間の生活指導を必要とする人を対象。
●保健所・精神保健センター・・・社会復帰の相談、指導を行う。
●精神障害者援護寮・・・独立して日常生活ができず、生活の場のない人。
●精神障害者福祉ホーム・・・生活の場のない人。
●精神障害者通所授産施設・・・作業訓練を必要とする場合。
●精神障害者福祉工場・・・作業訓練を必要とする人を対象。
●グループホーム・・・地域で共同生活を営むことができる人を対象。
●通院患者リハビリテーション

たとえば、うつ病と同様、代表的な精神疾患の一つとされる、精神分裂病の場合、昼間は病院で治療を受けて、夜は自宅に帰る「デイ・ケア」や、日中は自宅で過ごし、夜は病院に滞在し、治療を受ける「ナイト・ケア」、入院、といった他に、社会生活を中心とした、中間宿舎での訓練を受ける方法がとられることがあります。
      
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   <title>心の病気</title>
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      社会がどんどん複雑になっていくにつれ、心の病気にかかる人が恐ろしい勢いで増えつつあります。その筆頭に挙げられているのが「うつ病」です。
心は常に変化をし、外からの刺激だけでなく内からの刺激でも「風邪」を引いてしまうことがあります。実際、恐ろしいのは、心の病気は身体的な病気と異なり、心の病気があると人間性を否定されてしまうということです。しかし現実には、心の病気を抱えている人は実際、膨大な数に上ります。「病名」がつかない、心が晴れない、といった思いも含めるとほとんどの人が何らかの苦しみを抱えながらも毎日を送っているのではないでしょうか？
心の病に対する正しい知識と認識をもっていること、そして心の病を防止するための適切な方法を知っていることが現代社会を生き抜くための不可欠なツールなのかもしれません。

「うつ病のチェック」
心の病、特にうつ病は非常に多くの人が苦しんでいるにもかかわらず、実際、何がそうなのか、これは病気であり、「怠け」なのではないということを知るためにも自分で自分の心を見つめ、「うつ病のチェック」をするテクニックをもっていることが大切でしょう。

そしてちょっとでもおかしいな、と感じたら、迷わずに助けを求めてください。精神病を扱う機関としては代表的なのは「精神科」ですが、精神科はまだまだ誤解されている面があり、敷居が高いのが現実です。

精神病という看板を掲げていなくても、心療内科など、他の名称で心の病を扱うところもあります。「メンタルクリニック」という看板もよく見かけるようになりました。
顔見知りではなく、相談事をするという気軽な気持ちで、早め早めに心の重荷を下ろせるとよいと思います。
      
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   <title>うつ病の要因</title>
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      心の病気は、いろいろな要因で発症します。まずはどの分類に入るか、チェックしてみましょう。
大きく、１．内因性のもの、2．外因性のもの、3．心因性のもの、の3種類に分類されます。
１．	内因性によるもの・・・遺伝や体質などが原因と考えられる精神病です。たとえば、「精神分裂病（せいしんぶんれつびょう）」や「躁うつ病（そううつびょう）」などがあります。
「精神分裂病」は、「統合失調症（とうごうしっちょうしょう）」と名称を改められました。
はっきりとした原因がわからないことから生まれながらの素質が原因であろうと考えられてきましたが、環境的な要因も重要視されるようになってきています。

２．	外因性によるもの・・・脳に物理的な打撃が加わったことによって生じたり、ホルモン系統のバランスの崩れなどが原因で生じる心の病です。
・「症候性精神障害」・・・内分泌障害などによる精神障害や肝臓障害、その他、内臓の疾患による精神病。
・「中毒性精神障害」・・・麻薬依存症などによる精神障害や、アルコール依存症による精神病。
・「脳器質性精神障害」・・・脳炎後遺症で生じる精神障害、脳外傷後遺症。

３．	心因性によるもの・・・性格の偏りや精神的ストレスが原因と考えられる精神疾患を言います。
・「心身症」
・「神経症（ノイローゼ）」・・・ヒステリーや神経衰弱、恐怖症などが含まれます。
内因性の精神疾患と比べ、比較的症状が軽く、発病においては遺伝的要因よりも、環境要因が大きな引き金となると考えられます。
      
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   <title>抗うつ薬</title>
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      うつ病に対して処方される薬が「抗うつ薬」です。『こころの治療薬　ハンドブック』星和書店では、「こころの治療」に用いられるさまざまな薬の薬理説明、処方の実際、用量例、および実際に処方したときのエピソード、そして非常に参考になるワンポイントアドバイスとして処方の留意点、服用のしかたと留意点を挙げています。
このハンドブックで挙げられている薬は次のものです：
●抗不安薬、●抗うつ薬、●睡眠薬、●抗精神病薬、●抗パーキンソン薬、●抗てんかん薬、●脳循環・代謝改善薬、●抗躁薬、●抗酒薬、●抗痴呆薬、●気分安定薬、●その他　です。
手元にこうしたハンドブックがあると、病院で処方された薬がどのようなものなのかを理解する助けになります。
うつ病の診断を受け、何がしかの抗うつ薬、あるいは「こころの薬」を処方されたときには、自分自身でそれが何かをチェックするぐらいの積極的な姿勢が必要ではないでしょうか。

『こころの治療薬　ハンドブック』星和書店で紹介されている「抗うつ薬」のなかに、「アナフラニール」（一般名「クロミブラミン」）があります。たとえばこの薬について『こころの治療薬　ハンドブック』星和書店では、その「服用のしかたと留意点」について、次のように説明しています。
「効果はSSRIよりも確実性があるといわれているが、人によっては便秘、口が渇く、尿が出にくくなるなどの副作用がかなり強くでてくる。このような場合には、ほかの抗うつ薬への変更を医師にお願いするとよい。」
      
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   <title>抗うつ薬の種類</title>
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   <published>2009-05-21T14:47:47Z</published>
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      うつ病の薬は、現在、非常にたくさんの種類が開発されています。人によって効き目や副作用の出方がかなり異なってきますし、そのバランスのとり方に対する考え方も人それぞれです。たとえば、抗うつ薬のひとつに「アナフラニール」（一般名「クロミブラミン」）がありますが、この薬は確実な効果があるために、精神科医が現在も根強く用いているものです。しかし、この薬には副作用があります。人によって、便秘や口の渇き、尿の出が悪くなるなどの症状が出ます。
抗うつ薬としての効果が良いことは絶対的に重要な条件ですが、かといって上記のような副作用があまり強いとその薬を用いて「うつ病」の症状は改善しても、生活ははたして快適になったか、というと、疑問が残ります。
薬の処方については、担当の医師とじっくりと話をし、副作用もチェックして納得したうえで服用したいものです。
『こころの治療薬　ハンドブック』星和書店では、次の抗うつ薬を挙げています：
●アナフラニール・・・一般名「クロミブラミン」
●アモキサン・・・一般名「アモキサビン」
●イミドール／クリテミン／トフラニール・・・一般名「イミプラミン」
●スルモンチール・・・一般名「トリミプラミン」
●テシプール・・・一般名「セチプチリン」
●デジレル・・・一般名「レスリン」
●テトラミド・・・一般名「ミアンセリン」
●デプロメール／ルボックス・・・一般名「フルボキサミン」
●トリプタノール／ミケトリン／ラントロン・・・一般名「アミトリプチリン」
●トレドミン・・・一般名「ミルナシプラン」
●ノリトラン・・・一般名「ノルトリプチリン」
●パキシル・・・一般名「パロキセチン」
●プロチアデン・・・一般名「ドスレピン」
●リタリン・・・一般名「メチルフェニデート」
●ルジオミール・・・一般名「マブロチリン」
      
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   <title>躁うつ病</title>
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   <published>2009-05-21T14:47:47Z</published>
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      躁うつ病（そううつびょう）は、悲哀感を主とした「うつ状態」と、爽快感を特徴とする「躁状態(そうじょうたい)」があらわれる感情の障害です。
この病気には、遺伝的、性格的要因が大きいとされていますが、病状が落ち着くと、正常な人格に戻るのが普通です。
躁うつ病のチェック
躁うつ病の場合、診断の根拠となるチェックすべき明白な身体的な症状がありません。そのため精神症状あるいは経過から判断することになります。そのさい、うつ状態や躁状態が脳の器質的な障害など、他の病気から生じているものではないことを明らかにするための「鑑別診断」が重要となります。

躁うつ病の経過と予後
躁状態とうつ状態のそれぞれの病相は、数週間から数か月とさまざまです。しかし「いずれにしても良くなる」のは事実です。とはいえ、長期的にみると常に再発の可能性があり、爆弾を抱えて生活しているようなものといえるでしょう。そのため予後を推定することは困難です。
躁状態とうつ状態の両方の病相をもつものを「双極型」、うつ病相あるいは躁病相だけをもつ「単極型」といいます。一般に双極型よりも単極型のほうが長期的な予後はよいといわれます。
・病巣・・・ある期間持続する一定の病状のことをいいます。
●「単極型うつ病」・・・うつ状態となる病相期がある一定期間続いたあと、中間期として正常な期間があり、その後またうつ状態となる病相期がおとずれます。
●「単極型躁病」・・・躁状態となる病相期がある一定期間続いたあと、中間期として正常な期間があり、その後また躁状態となる病相期がおとずれます。
●「双極型うつ病」・・・これには2つあり、一時的に正常に戻りながら、躁病相とうつ病相を行ったり来たりする場合と、正常期間をもたずに躁病相から一気にうつ病相へ、またうつ病相から一気に躁病相へと移行するものです。
      
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   <title>うつ病の症状</title>
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   <published>2009-05-21T14:47:47Z</published>
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躁状態とうつ状態を繰り返す病気を「躁うつ病」といいます。
悲哀感を主とした状態を「うつ状態」、爽快感を特徴とする状態を「躁状態(そうじょうたい)」といいますが、具体的にはどのような症状となるのか、精神状態と身体状態をチェックしてみましょう。

うつ病
●精神状態
１．	気分
・・・抑うつ、さびしい、孤独感
・・・喜び・楽しさの喪失、興味の喪失
・・・不調、疲労感、疾病観、気力の喪失、緊張、不安、苦悶
・・・気分の日内変動がある。特に朝の抑うつがみられる。焦燥、刺激的、攻撃的。
・・・悲観的で自信を喪失する。自己無価値感、劣等感、対人接触を拒否、ひとりになることを望む。
２．	思考・態度
・・・自責感、罪責感に駆られる。
・・・貧困、心気、罪業妄想といった微小妄想
・・・自殺観念
・・・集中が困難、思考が貧困化、思考が渋滞、決断が困難、記名困難、回想困難、時間の停滞
・・・心気症
３．行動
・・・表情が乏しくなり、身振りが緩慢になる。寡言、寡動、行動の抑制、昏迷ときに不穏、常同的徘徊、興奮、孤立、内閉的生活、仕事の能率が低下、社会的機能の低下、自殺企図。

●身体症状
１．睡眠・・・入眠の困難、断続的睡眠、早期覚醒あるいは過眠
２．欲動・・・食欲低下、性欲低下、無月経、月経異常、体重の低下、ときに増加
３．自律神経系・・・口内乾燥、便秘、消化液分泌低下、手足の冷え、項部痛、肩こり、頭痛、四肢痛、腰痛その他各部位の痛み、悪心、おう吐、胸部圧迫感
      
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   <title>躁病の症状</title>
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      「躁うつ病」という病気は、その言葉が示すように、「躁状態」と「うつ状態」が、両方とも現れる病気です。「双極型躁うつ病」は、どちらか一方の病相だけが現れる単極型と比べると、発症年齢が低く、遺伝的な因子との関係が深いとされます。また、近年は研究が進み、炭酸リチウムの使用で再発防止に効果が期待できるようになりつつあります。
躁病の症状とは、具体的には次のものをいいます。チェックしてみてください：
●精神症状
１．気分
・・・爽快、陽気、高揚。
・・・愉快、興味や関心が増加する。
・・・不安定、刺激的、怒り易い。
・・・楽観的、自信過剰、優越感。
２．思考・態度
・・・尊大、誇大妄想。
・・・敏速、連想が促進、観念が奔走、観念が滅裂、即断する、記憶が亢進、無分別、軽率
・・・健康感
３．行動
・・・多弁、言語心迫、不穏、活動増加、干渉・命令的行動、興奮、乱暴、計画倒れになることが多い、乱費、社会的に脱線。
●身体症状
１．睡眠・・・熟眠、短時間睡眠
２．欲動・・・食欲亢進、多飲、性欲亢進
３．自律神経系・・・とくに訴えることはない。多尿

双極型躁うつ病の人の生活上のアドバイス：自分の症状をチェックし、生活の質を高めることが必要です。双極型躁うつ病の人は、躁病期には、誇大妄想的な発言や行動を示し、職場や家庭で・・・本人も自覚がないまま・・・多大な迷惑をかけることがあります。そのため、入院しての治療がいい場合もあります。ただし本人にそれを承知させるのは、非常に困難です。周囲の人たちの理解や対応が重要となってきます。
      
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   <title>こんなうつ病もあります</title>
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      うつ病というのは、いろいろなきっかけで起こります。ほんのちょっとしたことでうつ病に陥るということを考えると、この病気がどれほど身近なものか、わかります。
おもに社会的、心理的なきっかけで陥るうつ病にはさまざまなものがあります。身近な不安材料をチェックしてみてください。
●荷降ろしうつ病
長年悩んでいた心の負担が急に解決したことで「ほっ」とし、「荷」がおりたことで起こるものです。たとえば、一生懸命働き、やっと念願のマイホームを手に入れた！　息子の受験で奔走していた母親が息子の合格で一気に気が抜けてしまった！　娘の結婚が決まった！　寝たきりだった母親の面倒をみていた嫁が母親の死後、気が抜けてしまった！　などです。
何十年と勤めてきた職場を定年になった人が、朝、もう会社に行かなくていい、となったとたん、1日をどう過ごしていいかわからなくなり、気分が落ち込んでしまい、やがてうつ状態に陥ることもあります。

●昇進うつ病
同期入社の同僚たちとしのぎを削ってやっと手に入れた、念願の部長職！　やっとの思いで昇進したとたんにかかるうつ病です。新しい役職についたことでやる気がある反面、そのプレッシャーに耐えきれない、上司と部下の間に挟まれて身動きが取れないといったことが原因です。

●引っ越しうつ病
環境の変化がうつ病のきっかけとなることがあります。その代表的なものが引っ越しです。新しい環境に慣れるのにも人によって大きな違いがあります。元来まじめな人はなかなか新しい環境に適応できないことが多いようです。元の居住地へ帰ることもできず、かといって新しい居住地にも自分の居場所を見いだせず、宙ぶらりんになってしまうのでしょう。
ましてや新しく就職した人の場合、職場という新しい環境に入ったこともあり、よりいっそううつ状態に陥りやすくなります。
      
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   <title>仮面うつ病</title>
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      「背中が痛い」「どうも最近、よく眠れない」「食欲がない」
あれこれと身体的な症状を訴えるものの、その原因がはっきりしないことから周囲の人は、医師も含めて「気のせい」としてしまいがちなうつ状態を「仮面うつ病」といいます。しかし仮面うつ病は、確かに「病気」です。感情の障害であるのですから、周囲の人が理解と協力をすることが非常に大切です。
「気のせい」どころか「わがまま」とさえみなし、本人をますます追い詰めてしまうことのないよう、気をつけなければなりません。本人に十分な休養を取るよう「積極的に」勧めてあげたいものです。

仮面うつ病に見られる身体症状
仮面うつ病でご本人が訴える身体的な症状には次のようなものがあります。
これらの症状が周期的に、あるいは季節的に起こることが多いと思われます。また1日のうちでも変化があり、朝方が最も症状が強く、夕方になると改善されます。
●睡眠障害
●全身の倦怠感、疲労
●疼痛
●頭痛
●食欲不振
●めまい
●動悸
●悪心
●首筋のこり
●体重の減少

このように、仮面うつ病で訴える身体症状は多岐にわたります。女性では生理不順や無月経が、男性ではインポテンスが生じることもあります。

仮面うつ病の治療は、うつ病に準じます。まずは正確な診断とチェックを受けることが大切です。また、仮面うつ病からくる睡眠障害の場合、通常の睡眠薬では効果がないことが多いようです。その場合は、抗うつ薬が処方されます。
      
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   <title>躁うつ病の原因</title>
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      うつ状態（悲哀感を主とした症状）と躁状態（爽快感を特徴とする状態）が現れる感情の障害を「躁うつ病」といいます。

躁うつ病は、統合失調症（かつては精神分裂病と呼ばれていました）、てんかんとともに「内因性精神病」と呼ばれます。
注：精神医学では、こころの病気を「内因性疾患」「心因性疾患」「外因性疾患」という3つのグループにわけます。内因性疾患は、はっきりとした原因がわからないことから、以前は、もって生まれた素質などによると考えられてきましたが、現在では環境的な要因も重要視されるようになってきています。

●遺伝的要因
一般人における躁うつ病の発病率は、0.26パーセントであるのに対し、親が躁うつ病でその子どもも躁うつ病となるのは9.5パーセント、きょうだいが発病している場合は９．１パーセントと発生頻度が高くなることから、遺伝的要因が何らかの関係をもっていると考えられています。
●体型・性格
遺伝的要因と共に、躁うつ病に「なりやすい体型」や「なりやすい性格（この場合「病前性格」）」があるという指摘もあります。自分の性格をチェックしてみてください。
たとえば、双極型躁うつ病では、肥満型で、情け深く、社交的であり、行動は活発な反面、ときとして落ち込む、といった「循環気質（じゅんかんきしつ）」の性格の人がかかりやすいといわれます。
単純型躁うつ病は、きちょうめん、仕事熱心、こり性といった、「執着気質（しゅうちゃくきしつ）」の人や、秩序を重んじ、自己に厳しい「メランコリー性格」といわれる人に多いとされます。
      
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   <title>うつ病相の症状</title>
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      ある期間持続する一定の病状を「病相(びょうそう)」といいます。躁うつ病では、躁状態またはうつ状態が起こっている時期（それぞれ躁病相とうつ病相といいます）が、正常な状態である中間期をはさんで周期的に繰り返されます。
うつ病相の症状、躁病相の症状と、それぞれありますが、まずはうつ病相の症状についてチェックしてみます。

●うつ病相の症状・・・悲哀感が症状の中心となります。気分が落ち込み、いつもゆううつな表情を浮かべています。全体的に活気のなさが目立ちます。
さらに、思考能力の停止（物忘れ、考えがうまくまとまらない）や、何もしたくない、考えたくないという活動意欲の低下なども目立ちます。自殺願望が生じる危険があるので、周囲の人は注意が必要です。うつ状態にある人に対しては、「がんばれ」という激励はかえって逆効果を招くことがあります。身体症状としては、自律神経系(じりつしんけいけい)の障害（頭痛、肩こり、食欲不振、便秘、めまい、手足のふるえなど）を訴えることがしばしばあります。最も多いのは、不眠です。特徴的なのは、早朝覚醒(そうちょうかくせい)といって、朝早くに目覚めてしまう症状です。

たとえば、あるうつ病の症例の場合、診断の3か月前から、憂うつ、食欲不振、焦燥感、不眠、胃腸障害、頭重（ずおも）（頭が重く感じられる症状）などが見られました。特に午前中は特に症状がひどく、夕方になると気分は回復する、といったように1日のうちでも変動がみられました。
      
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   <title>躁うつ病の型</title>
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      人間の脳のなかには、感情を調節し、感情の波をある程度一定に保つ機能があります。躁うつ病の場合、それらの調節機能がうまく作用しなくなり、感情や欲求にさまざまな障害が生じます。ただし、脳に器質的変化は認められません。
躁うつ病では、特徴的な2つの病相：「うつ病相」と「躁病相」が、正常な状態である中間期をはさんで交互に繰り返されるのが一般です。
●うつ病相・・・気分が落ち込み、何事に対しても憂うつ感にとらわれやすくなる状態が続く期間。
●躁病相・・・気分が高揚し、自信に満ちて、行動が活発化する状態が続く期間。

躁うつ病では、これらの2つの病相が「交互に現れる」のが一般ですが、単にうつ状態だけの場合や、逆に躁状態だけが単独に発病する場合も、「躁うつ病」に含んで考えます。そのため、交互に現れるものを「双極型躁うつ病」、単独にどちらか一方だけが現れるものを「単極型うつ病」あるいは「単極型躁病」といいます。ただし、躁状態だけが単独で現れる「単極型躁病」は稀で、最初は躁状態の症状が現れるのですが、そのうちうつ状態が現れ、結局、「双極型躁うつ病」となることから、純粋に「単極型」なのは、「単極型うつ病」が多くを占めます。したがって、「単極型」というとき、たいてい「うつ病」だけをさしてそう呼びます。

●発病年齢
躁うつ病の発病年齢（初めて現れる年齢）は、20歳代が最も多く、さらに幼い子どもの場合は大人がチェックしてみている必要があります。次に30歳代となります。型別には、20歳未満での発病は、双極型が多く、30歳以後に発病した場合は、単極型うつ病が増えてくるようです。
      
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   <title>初老期うつ病</title>
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      躁うつ病の発病年齢（初めて症状が現れた年齢）は、20歳代が最も多く、次に30歳代へと続きます。しかし、近年注目されているのが、子どもの発病と、40歳以後の発病です。40歳以後の発病を特に「初老期うつ病」と呼ぶことがあります。

躁うつ病には、躁状態とうつ状態が交互に繰り返される「双極型躁うつ病」と、躁状態とうつ状態のいずれか一方が単独で現れる「単極型」（「単極型躁病」と「単極型うつ病」）があります。20歳未満の場合は、双極型が多く、30歳代以後では「単極型」が多くなります。ただし「単極型」という場合、ほとんどがうつ状態だけのパターンで、「単極型うつ病」です。

40歳代~50歳代の初老期に発病する「初老期うつ病」は、「単極型うつ病」です。40歳代~50歳代というと、男女ともに身体的な衰えが顕著になりはじめる時期であり、社会的にも重要な地位に就いたり、子育てがひと段落ついたり、といった変化が多く、それが引き金となってうつ状態に陥るケースが多いようです。
原因がはっきりしない単極型うつ病が多いなかで、初老期うつ病は、こうした身体的変化・不調や、社会的・環境的変化の影響が大きいことが特徴です。
たとえば、今まで何でもなかった階段の上り下りがきつくなったり、老眼が始まったり、と、年齢の衰えがいやがおうにも現実となってきます。
また、精神的負担ではあったものの気持ちに張りをもたせてくれていた子どもの受験や、結婚、就職、あるいは自分自身の昇進や配置転換といった環境の変化がうつ病の引き金となることもあります。
      
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